第14回 「生成文法理論から見た日本語史」
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内容
海外では通時論的生成文法理論 (Diachronic Generative Syntax) が過去20年間で1つの研究分野として成立しましたが,その理論的枠組みで日本語の文法史を捉えた研究はまだ多くありません。本チュートリアルでは,通時論的生成文法理論を簡単に紹介し,日本語史における著しい文法変化を取り上げて,生成文法の観点からの分析を検討します。そのほかに,2つの通時論的電子コーパス (「日本語歴史コーパス (先行公開版,国立国語研究所) 」と「Oxford Corpus of Old Japanese (英国オックスフォード大学) 」) を使って実習を行います。
- 生成文法理論から見た統語論的変化 (1日目)
- 日本語の文法史における2・3の統語論的変化 (1日目)
- 電子コーパスの紹介 (1日目)
- 電子コーパスの実習 (2日目)
- 各研究課題の検証・成果発表
日程
- 平成26年3月29日 (土)
- 歴史言語学の基盤・講義 90分 (9:30~11:00)
- 生性文法理論から見た統語論的変化・講義 90分 (11:15~12:45)
- 日本語史におけるいくつかの文法変化・講義 90分 (14:00~15:30)
- 電子コーパスの紹介・ワークショップ 90分 (15:45~17:15)
- 平成26年3月30日 (日)
- 電子コーパスの実習・ワークショップ 90分 (9:30~11:00)
- 電子コーパスの応用・ワークショップ 90分 (11:15~12:45)
- 研究成果発表・ワークショップ 90分 (14:00~15:30)
受講の要件
- 「日本語歴史コーパス」中納言のアカウントを取得済みであること。未取得の方は以下からお申し込みください。
「現代日本語書き言葉均衡コーパス」中納言とは別に申込が必要です。
講師
- ジョン・ホイットマン 国立国語研究所 教授(言語対照研究系長)
米ハーバード大学助教授,コーネル大学言語学科助教授・教授・同学科長を経て,2011年に国立国語研究所教授に就任。専門分野は比較統語論,言語類型論,比較歴史言語学,東洋言語学,日本語学。
主な著書に『Proto-Japanese』 (共著John Benjamins, 2008),『格と語順と統語構造』 (共著 研究者出版, 1998),『Grammatical Change: Origins, Nature, Outcomes』 (共著Dianne Jonas, Andrew Garrett 2011, Oxford: Oxford University Press. 2011) など。
会場
藤女子大学 北16条キャンパス 555教室
〒001-0016 北海道札幌市北区北16条西2丁目
- 交通案内
- 地下鉄 : 南北線「北18条駅」下車,徒歩5分
- 地下鉄 : 東豊線「北13条東駅」下車,徒歩10分
- 中央バス : 花川団地線 (14) または石狩線 (30) 石狩方面行き「北15西1」下車徒歩2分
定員
10名 (予定)
受講料
無料
参加申込
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- 応募者が定員を超えた場合は,大学院生の方を優先とします。
- 受講者には事前に連絡いたします。
- 申込後,受付確認の自動配信メールを送信します。
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受講に関するお問い合わせはこちらへ
国立国語研究所 管理部研究推進課
TEL 042-540-4374
FAX 042-540-4334