平成29年度 国立国語研究所日本語教師セミナー (海外)
- 「国立国語研究所日本語教師セミナー」とは
- 平成28年度から国立国語研究所が実施する,日本語教育水準向上のための日本語教師を対象とするセミナーで,国内と海外で毎年1回ずつ実施します。
平成29年度は,ドイツのハンブルク大学において,下記の日程で開催いたします。
事前申し込みは不要です。当日は直接会場へお越しください。
概要
タイトル
「学習者は日本語をどう理解しているか ―聴解・読解の困難点とその指導―」
日時
平成30年2月25日 (日) 13:30~16:00
場所
ハンブルク大学 (ドイツ)
アジア・アフリカ研究所 日本学科 (2階 Raum 221)
Universität Hamburg, Asien-Afrika-Institut, Abteilung für Sprache und Kultur Japans
Edmund-Siemers-Allee 1 -Flügelbau Ost- 20146 Hamburg
[ Map]
内容
理解は,頭のなかで行われる行為です。話したり書いたりすると,音声や文字という形になりますが,聞いたり読んだりする理解行為は通常目に見ることができません。本セミナーでは,翻訳という学習者の母語を介した方法で,捉えることが難しい理解行為を可視化し,理解が苦手な学習者が抱えている困難点と,理解が得意な学習者が用いている方法を紹介し,日本語教育の教室指導に生かすことを目指します。
講師
- 野田 尚史
国立国語研究所 教授 (日本語教育研究領域) - 大阪外国語大学助手,筑波大学講師,大阪府立大学助教授・教授を経て,2012年から現職。専門は,文法を中心とした日本語学・日本語教育学。主な著書は『日本語教育のためのコミュニケーション研究』 (編著,くろしお出版,2012),『コミュニケーションのための日本語教育文法』 (編著,くろしお出版,2005),『日本語学習者の文法習得』 (共著,大修館書店,2001) など。
- 石黒 圭
国立国語研究所 教授 (日本語教育研究領域),一橋大学大学院 言語社会研究科 連携教授 - 一橋大学国際教育センター・言語社会研究科教授,国立国語研究所准教授を経て,2015年より現職。専門は日本語学 (とくに文章論,談話分析),日本語教育学 (とくに作文研究,読解研究,教室活動研究)。著書は『日本語の文章理解過程における予測の型と機能』ひつじ書房など多数。
スケジュール
- 13:30~13:40
趣旨説明 - 13:40~14:40
「日本語学習者の聴解困難点と聴解技術」
野田 尚史 (国立国語研究所) - 14:40~14:50
休憩 - 14:50~15:50
「日本語学習者の読解における語彙理解の困難点と推測ストラテジー」
石黒圭 (国立国語研究所) - 15:50~16:00
まとめ
受講料
無料
その他
同会場にて,第24回ドイツ語圏大学日本語教育研究会シンポジウムを開催しております。
詳細はこちらをご覧ください。
お問い合わせ先
国立国語研究所 管理部 研究推進課
E-mail : ninjal-events[at]ninjal.ac.jp
メールアドレスの [at] を 「@」 に置き換えてください。
Tel. : 042-540-4353