「レキシコン・フェスタ」 国立国語研究所 理論・構造研究系 プロジェクト成果合同発表会

「レキシコン・フェスタ」 国立国語研究所 理論・構造研究系 プロジェクト成果合同発表会

  • 日時:平成26年2月1日(土)10:30~17:30 (受付開始 10:00)
  • 会場:国立国語研究所 2F 講堂 (交通案内)
  • 参加無料,事前登録不要
  • 開催概要:ポスター [ PDF | 333KB ]

開催趣旨

理論・構造研究系では「日本語のレキシコン」を中心テーマとして,大小9つの共同研究プロジェクトを推し進めてきました。毎年度末に研究成果合同発表会を開催してプロジェクト間の連携を図ってきましたが,今年度は国際化の一環として,レキシコン研究の第一人者であるマーク・アロノフ先生を基調講演者としてお迎えし「レキシコンフェスタ」を開催することになりました。合計6件の口頭発表と17件のポスター発表により,今年度の研究系の研究成果を研究者コミュニティーに向けて発信します。


プログラム

10:00 受付

10:30-11:00横山 詔一,高田 智和 (国立国語研究所)「文字環境研究の源流:日下部漢字表の意義」

11:00-11:30小磯 花絵 (国立国語研究所)「日本語話し言葉における句末音調の役割について」

11:30-12:00ティモシー・J・バンス (国立国語研究所)「データベースによる連濁生起傾向の検討」

昼休み

13:30-14:00三井 はるみ (国立国語研究所)「首都圏若年層の言語の地域差」

14:00-14:30益岡 隆志 (神戸市外大 / 国立国語研究所),丸山 岳彦 (国立国語研究所)「複文構文研究への取り組み―コーパス言語学の観点を中心に―」

14:30-15:00村杉 恵子 (南山大学)「言語の普遍性及び多様性を司る生得的制約:日本語獲得に基づく実証的研究」

15:10-16:20ポスター発表

休憩 10分

16:30-17:30Mark Aronoff (Stony Brook University)"Competition and the Lexicon"

ポスターセッション15:10-16:20

15:10-16:00ポスターセッションA

  • A-1.
    岸本 秀樹 (神戸大学/国語研)・村杉 恵子 (南山大学)
    「時制投射と副詞:主節不定詞現象との関わりにおいて」
  • A-2.
    瀧田 健介・後藤 亘 (三重大学)
    "Case-Markers and Postpositions in Japanese: A View from Ellipsis"
  • A-3.
    儀利 古幹雄 (学振/国語研)・桑本裕二 (秋田工業高等専門学校)
    「鳥取県倉吉市方言における名前のアクセントの変化」
  • A-4.
    松浦 年男 (北星学園大学)
    "Presence or Absence of Accent Shift in Nagasaki Japanese"
  • A-5.
    松井 理直 (大阪保健医療大学)
    「VOT 分布のシミュレーションに関する予備的研究」
  • A-6.
    平田 秀 (東京大学)
    「三重県尾鷲市方言の単純動詞アクセントと‘第三の式’」
  • A-7.
    鑓水 兼貴 (国立国語研究所)
    「若者語の地理的社会的伝播」
  • A-8.
    浅井 淳 (大同大学)
    "Multistage Lenition in Rendaku Sequential Voicing"
  • A-9.
    徳弘 康代 (名古屋大学)
    「漢字の汎用性調査及び漢字同定のための国際基準設定の提案」

15:30-16:20ポスターセッションB

  • B-1.
    Koji Sugisaki (Mie University)・Keiko Murasugi (Nanzan University)
    "Wh-islands in Child Japanese Revisited"
  • B-2.
    藤井 友比呂 (横浜国立大学)
    "Radical Argument Drop in the Null Subject Hierarchy"
  • B-3.
    平山 真奈美 (立命館大学)
    "A Preliminary Study on Boundary Effects in Vowel Devoicing in Japanese"
  • B-4.
    髙橋 康徳 (国立国語研究所)
    「上海語変調の音声的変化」
  • B-5.
    Clemens Poppe (University of Tokyo)
    "Tonal vs. Metrical Approaches to Japanese Accent: Two Case Studies"
  • B-6.
    石本 祐一・小磯 花絵 (国立国語研究所)
    「「発話」で生じるイントネーション句単位のF0変動」
  • B-7.
    アナスターシア・ドゥブロビナ (國學院大學大学院)
    「首都圏の大学生の間にみられる新しい言語現象について」
  • B-8.
    堤 智昭 (東農工大)・高田 智和 (国立国語研究所)
    「原本画像と翻字テキストの対照表示ビューワ」
  • B-9.
    赤瀬川 史朗 (Lago言語研究所)・影山 太郎(国立国語研究所)
    「オンラインデータベース「複合動詞レキシコン」の英語・中国語・韓国語対訳版」