「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」研究発表会 概要
- プロジェクト名
- 消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究 (略称 : 危機方言)
- リーダー名
- 木部 暢子 (国立国語研究所 時空間変異研究系 教授)
- 開催期日
- 平成27年3月16日 (月) 13:00~17:00
- 開催場所
- 東北大学 川内南キャンパス 文・法合同研究棟 1階 文学研究科 103演習室
(〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27番1号)
発表概要
『日本言語地図』データベースの特徴と利用をめぐって ―データ,道具,問題,方法 (LAJDBワークショップ) ―熊谷 康雄 (国立国語研究所 准教授)
LAJDBの構築の段階を主に議論した前回のワークショップを受け,今回はLAJDBを使う方向から議論した。LAJDBの基礎的な考え方や特徴も再確認した後,検索や地図化などの基本的な使い方にも触れながら,その過程で,LAJDBのデータの特徴・性格やLAJDBを利用した地図化や分析の基本的事項の諸相,道具立て,利用上の課題や可能性などについて議論した。具体例として,原資料カードの画像データベースを用いて,LAJの回答語形の校訂の問題を解決する過程 (かたつむりを事例として) や,Web地図 (GoogleMyMap) を用いて項目別LAJDBテキストデータ (Excleファイル) から言語地図を作る過程,また,同様のことをQGIS (フリーのGISソフト) を用いて行う場合など,具体的な操作を実演しながら,LAJDBの特徴と利用をめぐって上記の論点で議論を進めた。
- 報告・発題
熊谷 康雄 (国立国語研究所 准教授) - 討論者
小林 隆 (東北大学大学院 教授),澤木 幹栄 (信州大学 教授),澤村 美幸 (和歌山大学 准教授),竹田 晃子 (国立国語研究所 特任助教),井上 文子 (国立国語研究所 准教授),鑓水 兼貴 (国立国語研究所 プロジェクト非常勤研究員)