「多文化共生社会における日本語教育研究」研究発表会 概要
- プロジェクト名
- 多文化共生社会における日本語教育研究 (略称 : 多文化共生)
- リーダー名
- 迫田 久美子 (日本語教育研究・情報センター 教授)
- 移民コミュニティの言語生活研究会 責任者
- 福永 由佳 (国立国語研究所 研究員)
共催 : 日本語教育機関 トヤマ・ヤポニカ - 開催期日
- 平成26年3月16日 (日) 13:30~16:00 (開場 13:00)
- 開催場所
- アイザック小杉文化ホール ラポール 研修室3 (〒939-0351 富山県射水市戸破1500番地)
第4回 移民コミュニティの言語生活研究会
日本には約220万人の外国人が外国人登録をしながら滞在し,これに未登録の滞在者約9万人を加えると,約230万人を超えます。全国各地で日本人の配偶者,留学生,研修生など多様な在留資格を持つ人たちが生活を営んでいます。浜松市や豊田市などのような,いわゆる外国人集住地域についてはこれまでさまざまな調査研究がなされていますが,まだまだ調査が及んでいない散在地域は少なくありません。
「移民コミュニティの言語生活研究会」は,地域における外国人の言語生活に焦点を当てた研究会です。特に,これまで全国的に知られてこなかった富山県のパキスタン人住民の言語生活の実態について取り上げ,外国人支援の関係者,研究者とともに富山におけるパキスタン人住民を含む外国籍住民と日本人住民の共生の在り方を模索していくことを目指します。
第4回目のテーマは,日本人住民と外国人住民との共生です。「多文化共生」ワールドカフェ(ワークショップ)の活動を通して,海外からこの地域に移住してきた外国籍住民のみなさん,古くからこの地域に住む日本人住民のみなさんがお互いの体験や考えを自由に話し合い,この地域でともに住民として生活していくために何が必要なのかを議論し,共生を実現するためのアイディアにつなげていきます。