「敬語と敬語意識の半世紀-愛知県岡崎市における調査データの分析を中心に-」,
「文字環境のモデル化と社会言語科学への応用」合同研究発表会 発表内容の「概要」

プロジェクト名,リーダー名
敬語と敬語意識の半世紀 -愛知県岡崎市における調査データの分析を中心に- (略称 : 敬語の経年変化)
井上 史雄 (明海大学 外国語学部 教授)

文字環境のモデル化と社会言語科学への応用 (略称 : 文字と社会言語学)
横山 詔一 (国立国語研究所 理論・構造研究系 教授)
開催期日
平成23年8月28日 (日) 9:30~11:35
開催場所
鶴岡市立図書館2階講演室 (山形県鶴岡市家中新町14-7)
アクセス

井上史雄班 (領域指定型) 平成23年度 第2回研究発表会,
横山班 (基幹型) 平成23年度 第2回研究発表会 合同研究発表会

全体テーマ「言語の変化を追う:鶴岡調査と岡崎調査」 発表概要

司会 : 米田 正人 (国立国語研究所 名誉所員 / 統計数理研究所 共同研究員)

9:30~9:35 開会の挨拶プロジェクトリーダ (井上班) : 井上 史雄 (明海大学 教授),プロジェクトリーダ (横山班) : 横山 詔一 (国立国語研究所 教授)

9:40~9:55 話題提供 1 「鶴岡調査と岡崎調査の「点と線」」阿部 貴人 (国立国語研究所 プロジェクト特別研究員 / 統計数理研究所 客員准教授)

国立国語研究所は,山形県鶴岡市と愛知県岡崎市で約60年間にわたって3回の「ことば」の定点経年調査を実施してきた。本発表では,鶴岡調査と岡崎調査の関連性を示し,言語変化研究としての学術的な意義を紹介した。

10:00~10:20話題提供 2 「岡崎調査・パネルと継続データの分析現状報告」松田 謙次郎 (神戸松蔭女子大学 教授)

国立国語研究所が愛知県岡崎市で3回にわたって実施した「敬語と敬語意識」に関する大規模調査について,パネル (同一人物の追跡) データのほか,ランダムサンプリングによるデータに関して,学会等でこれまでに行ってきた発表内容を中心に,現状報告を行った。

10:20~10:30全体討論

10:40~11:10特別講演 「鶴岡市の歴史と文化」堀 司朗 (鶴岡市史編纂委員)

地域社会で「ことば」の調査をおこなうには,その地域社会の歴史と文化を知る必要がある。たとえば,鶴岡藩主の酒井家は愛知県岡崎市の出身 (徳川譜代大名) であり,鶴岡市と岡崎市は歴史的な関係性がある。本講演では,鶴岡市の歴史と文化を紹介した。

11:10~11:20質疑応答

11:20~11:35全体のコメントと閉会の挨拶佐藤亮一 (国立国語研究所名誉所員)