「方言の形成過程解明のための全国方言調査」公開研究発表会の発表内容「概要」

プロジェクト名
方言の形成過程解明のための全国方言調査 (略称 : 方言分布)
リーダー名
大西 拓一郎 (国立国語研究所 時空間変異研究系 教授)
開催期日
平成23年7月17日 (日) 15:30~16:00
開催場所
国立国語研究所 2階 多目的室

発表概要

「言語地図データベースの特徴と利用方法」竹田 晃子

方言分布プロジェクトで構築中の言語地図データベースの概要とその利用について,次の内容を中心に述べた。言語地図テータベースには,(1) 言語地図目録台帳 (言語地図・方言地図・グロットグラムが所収された日本語による単行本のリスト) と,(2) 言語地図集所収項目 ( (1) 所収の言語地図・方言地図・グロットグラム,調査地域概略図や方言区画図等について,各項目を一定の基準に従ってリスト化し,調査の観点によるタグ付けを施したもの) の2種類があり,現在,27800枚ほどの言語地図類が入力されている。本発表では,この言語地図データベースの特徴と仕様を紹介しつつ,現状での利用方法と将来の展望について,本プロジェクトの調査者に調査前の予習および調査後のデータ分析に利用してもらうため,web上での検索・リストのダウンロードができるよう整備する予定である。