「文字と社会言語学」,「WisenLSW」合同研究発表会発表内容「概要」

プロジェクト名,リーダー名
文字環境のモデル化と社会言語科学への応用 (略称 : 文字と社会言語学)
横山 詔一 (国立国語研究所 理論・構造研究系 教授)
定住外国人の日本語習得と言語生活の実態に関する学際的研究 (略称 : WisenLSW)
野山 広 (国立国語研究所 日本語教育研究・情報センター 准教授)
開催期日
平成22年9月6日 (月) 10:30~15:00
開催場所
関西学院大学 梅田キャンパス 1408 (大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー 14階)

2010年度 野山班第1回研究発表会と横山班第2回研究発表会の合同研究発表会
全体テーマ「言語の縦断 (経年) 調査 : 新しい手法と理論」 発表概要

「鶴岡市共通語化パネルデータの解析理論」横山 詔一 (国立国語研究所 理論・構造研究系 教授)

山形県鶴岡市で国立国語研究所が1950年から約20年間隔で3回にわたって実施してきた共通語化の大規模な縦断調査データを解析した最新の結果を報告した。とりわけ,3回すべての調査に参加したインフォーマント53名の音声が約40年間でどのように共通語化あるいは方言化したかを分散分析によって示した。

「弘前市共通語化の縦断調査に向けて」阿部 貴人 (国立国語研究所 研究情報資料センター プロジェクト特別研究員)

共通語化のメカニズム・プロセスを一般化するためには,複数地点の定点観測的な経年調査を実施し,共通 / 相違点を明らかにする必要がある。本発表は,新たに実施を計画する弘前調査について,国語研究所が過去3回にわたって実施してきた鶴岡調査との関連を示しつつ,その概要を説明した。

「調査会社委託方式による音声調査の開拓」尾崎 喜光 (ノートルダム清心女子大学 文学部 教授)

日本語の動態を把握するための全国多人数調査 (約900名対象) を,民間の調査会社に実査を委託して2009年に行った。音声項目についてはICレコーダを用いて調査員に録音させ,それを発表者が聴き取ることでデータとした。その具体的な方法を紹介し,第4回鶴岡調査でのこの方法の可能性を検討した。

指定討論

  • 松尾 慎 (東京女子大学 現代教養学部 准教授)
  • 野山 広 (国立国語研究所 日本語教育研究・情報センター 准教授)

全体討論

  • 共通語化の調査手法について
  • 野山プロジェクトと横山プロジェクトの連携について