第十一回 「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」オンライン研究発表会 (後期) (2021年1月8日)

プロジェクト名・リーダー名
対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
班名・リーダー名
音声研究班 「語のプロソディーと文のプロソディー」
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
開催期日
2021年1月8日 (金) 15:00~16:00
開催場所
オンライン (ウェブ会議システム Zoom を使用)
参加費
無料
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プログラム

「日本語拗音の時間的性質に関する予備的調査」 松井 理直 (大阪保健医療大学)

日本語の拗音は,一般的に音韻情報として /CjV/ と捉えられることが多い。一方,拗音の音声情報としては,硬口蓋要素を持つ単一の子音と解釈するか,介音として解釈するか,またその介音を子音と見なすか母音と見なすかといったように,いくつかの解釈が考えられるであろう。例えば,Nogita (2016) および Hirajama and Vance (2018) などの研究では,[CjV] という構造が妥当である根拠を提出している。本発表では,これらの先行研究を踏まえ,口唇形状や口腔内の舌接触パターンの時間的推移という観点から,拗音の音声情報について初歩的な検討を行う。

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