「統語・意味解析コーパスの開発と言語研究」オンライン研究発表会 (2020年11月27日)

プロジェクト名・リーダー名
統語・意味解析コーパスの開発と言語研究
プラシャント・パルデシ (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
開催期日
2020年11月27日 (金) 13:30~15:30
開催場所
Web開催 (Zoom)
参加申し込み
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プログラム

13:30~14:30発表1「関係節の主名詞のタイプ ―NPCMJ による量的調査―」 世良 時子 (成蹊大学 国際教育センター)

本研究は,統語解析情報付きコーパス NPCMJ (NINJAL Parsed Corpus of Modern Japanese) を用い,どのようなタイプの名詞句が関係節の主名詞として高い割合で出現するかを調査したものである。結果として,どのテキストジャンルにおいても,主語名詞句が圧倒的に高い頻度で出現していることが明らかになった。分析過程において,どのような関係節を対象としたか,現状と問題点を報告し,更なる検討を行う。また,テキストジャンルごとの出現率の傾向の違いについても報告する。

14:30~15:30発表2"Creating a Parsed Corpus of the Tsugaru Dialect" Vance Gwidt (弘前大学大学院 人文社会科学研究科)

The aim of my research is to create a parsed corpus of the Tsugaru dialect, which will include morphological and syntactic analysis. The data consists of audio samples of local folktales spoken by native speakers of the dialect. The annotation system, including the methods of linguistic analysis and online presentation is based on the NPCMJ. I will provide an overview of the creation of this corpus and its current state, and will detail the methods used for annotating the data.