第六回 「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」オンライン研究発表会 (後期) (2020年11月13日)

プロジェクト名・リーダー名
対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
班名・リーダー名
音声研究班 「語のプロソディーと文のプロソディー」
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
開催期日
2020年11月13日 (金) 15:00~16:00
開催場所
Web会議 (Zoom を使用)
参加費
無料
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プログラム

「熊本県八代市坂本町方言のアクセント単位拡張現象について」 山田 高明 (一橋大学大学院生)

熊本県八代市坂本町上深水方言 (以下,上深水方言) は語の長さに関わらず最大2つのアクセント型が対立する二型アクセント体系を有する。上深水方言には,1つのアクセント型が複数の文節に渡って実現する現象,すなわち「アクセント単位の拡張現象」が見られる (例 : 「日が」A型+「照る」B型→「日が照る」A型,「鼠が」B型+「いる」A型→「鼠がいる」B型)。同様の現象は他の九州の二型アクセント方言や福井のN型アクセント方言にも観察されるが,上深水方言においては他の方言と比較してもより広範な環境において起こりうる。本発表では以上のことを研究した山田 (2019) 以降に行った新たな調査結果をもとに,上深水方言における「アクセント単位の拡張現象」が起きうる環境について報告する。

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