第五回 「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」オンライン研究発表会 (後期) (2020年11月6日)

プロジェクト名・リーダー名
対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
班名・リーダー名
音声研究班 「語のプロソディーと文のプロソディー」
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
開催期日
2020年11月6日 (金) 15:00~16:00
開催場所
Web会議 (Zoom を使用)
参加費
無料
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プログラム

「茨城県高萩市方言における不定語を含む文の音調特徴」 佐藤 久美子 (国立国語研究所)

茨城県北東部で話されている高萩市方言は無アクセントという特性を持つ。無アクセント方言の文レベルの音調特徴として,高平らのピッチが広がること,その範囲が複数の語にまたがることが指摘されている。後者の特徴は複数の語を含む音韻句の形成を示すものである。このような音韻句形成は無アクセント方言に限らず,ピッチアクセントを有する福岡市方言,トーンを有する長崎市,熊本県天草市,鹿児島県南さつま市方言においても,「誰・何・どこ」などの不定語を含む節に同様の現象が観察される。また,これらの方言では,不定語を含む節の性質 ( [1] 「誰が食べた」 [2] 「誰が食べたか知らない」 [3] 「誰が食べてもいい」) によって音韻句の形成に差異がある。本発表では,無アクセント方言である高萩市方言を対象に,方言間の対照を視野に入れ,上記の三種類の節におけるピッチパターンと音韻句の形成を記述する。

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