「議会会議録を活用した日本語のスタイル変異研究」研究発表会 (2019年8月27日)
- プロジェクト名・リーダー名
- 議会会議録を活用した日本語のスタイル変異研究 (略称 議会会議録研究)
二階堂 整 (福岡女学院大学 教授) - 開催期日
- 2019年8月27日 (火) 10:00~11:30
- 開催場所
- 高知大学 朝倉キャンパス 教育学部1号館 3階 演習室14 (314室) (高知県高知市曙町二丁目5番1号)
交通アクセス
発表者氏名・発表テーマ
10:00~11:30 研究発表
- 「福岡県議会にみる定型表現について」
二階堂 整 (福岡女学院大学 教授)
福岡県議会を対象に,議員代表質問に対す,行政側の回答を調査。冒頭の表現に定型ともいえる表現がでてくること,部署ごとに異なることを示した。
- 「地方議会と国会における同一議員による発言の観察 ―政治課題への言及とスタイルに着目して」
高丸 圭一 (宇都宮共和大学 教授)
都道府県議会議員を辞職し,国会議員になった14名を対象に,地方議会と国会の会議録を資料として,異なる立場における発言を分析した。特定の話題の取り上げ方や,文末表現の使用について比較考察した結果について述べた。
- 「議会会議録における婉曲表現 ―「~ふうに+思考動詞」を中心に―」
山際 彰 (関西大学 非常勤講師)
婉曲表現の一つとして「~ふうに+思考動詞」を取り上げ,(あ) 近代に見られ始める表現で昭和半ば以降に定着すること,(い) 議会という“公”の場で多用されること,(う) 使用率に地域差が認められること,の三点を指摘した。
須崎市議会関係者講演
須崎市議会関係者に議会の仕組み・会議録の作成方法などを講演いただき,その後,質疑応答を行った。