「「具体的な状況設定」から出発する日本語ライティング教材の開発」研究発表会 (平成31年2月3日)

プロジェクト名・リーダー名
「具体的な状況設定」から出発する日本語ライティング教材の開発
小林 ミナ (早稲田大学 教授)
開催期日
平成31年2月3日 (日) 10:00~16:30
開催場所
早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館 301,302教室 (東京都新宿区西早稲田1-6-1)
交通アクセス
お申し込み方法
事前申し込みはありません。当日直接会場へお越しください。
お問い合わせ
国立国語研究所
ninjal-events[at]ninjal.ac.jp[at]を@に変えてください。

開催詳細につきまして,こちらのホームページからもご確認いただけます。

プログラム

9:30 受付開始

10:00 開会

10:10~12:00パネルセッション1「留学生の就職活動に必要な日本語スキルとは」

本パネルは留学生の就職支援のあり方ついて考えます。キャリア教育専門家,キャリア日本語科目担当者,就職活動における日本語スキルの研究者など留学生の就活支援に携わる様々な立場の方々に加え,日本での就活を経験し現在日本で働く元留学生にもご登壇いただき,留学生の就職活動において何が問題となっているのか,どのようなスキルが求められているのかについて,多角的に議論します。

  • 10:10~10:15
    趣旨説明
    副田 恵理子 (藤女子大学)
  • 10:15~10:35
    「日本式就活の特異性と現状」
    森 吉弘 (帝京大学)
  • 10:35~10:55
    「キャリア支援課との協働による日本語授業の実践」
    宮崎 聡子 (長崎外国語大学)
  • 10:55~11:15
    「留学生の就活メールとその印象評定」
    日野 純子 (帝京大学)
  • 11:15~11:35
    「留学生としての就活の問題点を振り返る」
    賈 佳琳 (JLL日本)
  • 11:35~12:00
    ディスカッション

12:30~14:30ポスター発表

  • 前半 (12:30~13:30)
    1. 「LINEで具体的な相手の状況を知る ―伝えたいことを適切に伝える「セカンドトーク」を事例に―」
      吉松 眞弓 (早稲田大学)
    2. 「状況から出発する「書く・打つコミュニケーション」」
      彭 苗 (早稲田大学大学院生),山村 美紀子 (早稲田大学大学院生)
    3. 「外的場面の変化に対する主体の場面認識とコミュニケーション行為の一考察 ―日本語のビジネスメールの事例から―」
      平松 友紀 (早稲田大学大学院生)
    4. 「SNSが創発することばの学び ~情況のAuthenticityとリソース性について~」
      齋藤 智美 (早稲田大学)
    5. 「電子カルテから情報を収集し課題を完成させるライティング教材」
      加藤 林太郎 (国際医療福祉大学),山元 一晃 (国際医療福祉大学),浅川 翔子 (国際医療福祉大学)
    6. 「日本語学習者は,いつどのような状況で漢字を「書く/打つ」のか」
      藤田 百子 (早稲田大学),冨永 祐子 (早稲田大学大学院生)
    7. 「「状況から出発する日本語教育」実践者の思考及び視点の変化」
      橋本 愛子 (早稲田大学大学院生)
    8. 「「状況から出発する」教育実践は教師に何を求めるか」
      小林 ミナ (早稲田大学大学院 日本語教育研究科)
  • 後半 (13:30~14:30)
    1. 「定式化により発話ターンをどう組織化するか ~話題転換の手続き~」
      木野 緑 (早稲田大学)
    2. 「「状況」から出発する教育実践において言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション双方を取り込む重要性」
      宮内 健太郎 (早稲田大学大学院生),向井 大樹 (早稲田大学大学院生)
    3. 「語彙・文法が聞き取れることが真の優れた聴解力か? ―聴解プロセスにおけるストラテジー運用分析から―」
      小川 結莉 (早稲田大学大学院 日本語教育研究科卒)
    4. 「学習者による多読のための読み物作成の意義 ―初級後半クラスでの実践から」
      山岸 愛美 (東京国際大学),秋田 美帆 (東京国際大学)
    5. 「学習者は何を助けにして語彙を理解するか ―「辞書」作りの実践から―」
      白井 友恵 (早稲田大学大学院生),高槻 美陽 (イーストウエスト日本語学校)
    6. 「ビジネス文書における「さて」と「早速ですが」の使われ方について」
      加藤 恵梨 (大手前大学)
    7. 「「状況から出発する」教育実践が文法研究にもたらすもの」
      小林 ミナ (早稲田大学大学院 日本語教育研究科)

14:40~16:30パネルセッション2「『打つ』言語行動における SNS の使用実態と教材化の可能性」

現在,私たちの言語生活には様々なタイプの SNS が浸透しています。本パネルでは,各種ある SNS における日本語使用を把握し,「打つ」言語行動の諸相を捉えます。具体的には Twitter,Facebook,LINE,ニコニコ動画を取り上げ,学習者が自力で打てるようになるためのライティング教材開発の可能性をさぐります。

  • 14:40~14:45
    趣旨説明
    冨永 祐子 (早稲田大学大学院生)
  • 14:45~15:05
    「Twitterへの投稿の実態 ―教材化の可能性と必要性を考えるために―」
    岡田 祥平 (新潟大学)
  • 15:05~15:25
    「Facebookポストのメディア特性と日本語 ―産出支援に向けて―」
    松田 真希子 (金沢大学)
  • 15:25~15:45
    「LINEコミュニケーション能力の変化 ―留学生の縦断的調査から―」
    副田 恵理子 (藤女子大学),太田 悠紀子 (上智大学)
  • 15:45~16:05
    「ニコニコ動画のゲーム実況への参加過程における日本語学習者の言語行動」
    中井 好男 (同志社大学)
  • 16:05~16:30
    ディスカッション