シンポジウム 「字体と漢字情報」 ―HNG公開10周年記念―
- 主催
- 「文字環境のモデル化と社会言語科学への応用」 (略称 : 文字と社会言語学) リーダー : 横山 詔一 (国立国語研究所 理論・構造研究系 教授)
科研費 基盤研究A
「歴史的文字に関する経験知の共有資源化と多元的分析のための人文・情報学融合研究」科研費 基盤研究B
代表者 : 馬場 基 (奈良文化財研究所)
「字体記述のデジタル化に基づく文字規範史の定位」人間文化研究機構連携研究
代表者 : 高田 智和 (国立国語研究所)
「表記情報と書誌形態情報を加えた日本語歴史コーパスの精緻化」
代表者 : 高田 智和 (国立国語研究所) - 開催日時
- 平成27年11月21日 (土) 10:00~17:30
平成27年11月22日 (日) 10:00~15:00 - 開催場所
- 国立国語研究所 2階 講堂 (東京都立川市緑町10-2)
交通案内 - 参加方法
- 参加無料,事前申込不要
開催趣旨
本シンポジウムは,日本語学・文献学だけでなく,歴史学・考古学・仏教学・心理学・情報学・日本語教育学など,分野横断的に字体と漢字情報について議論する場を提供する。
発表概要
平成27年11月21日 (土)
開会挨拶
横山 詔一 (国立国語研究所)
10:00~12:00セッション1 : 字体研究1
司会 : 高田 智和 (国立国語研究所)
- HNG公開10周年にあたり
石塚 晴通 (北海道大学) - 草体漢字と字体標準
山田 健三 (信州大学) - 漢字字体規範データベースの利用 ―「フレシュマンセミナー」での単漢字報告書―
萩原 義雄 (駒澤大学) - 字体規範意識のスモールデータサイエンス
横山 詔一 (国立国語研究所)
13:30~15:00セッション2 : 字体のデジタル記述
司会 : 山田 太造 (東京大学史料編纂所)
- CHISEによるHNGデータ収録の試み
守岡 知彦 (京都大学人文科学研究所) - コーパス構築における字体の問題とその処理
須永 哲矢 (昭和女子大学),堤 智昭 (東京農工大学) - 非漢字圏学習者のための漢字構造記述
ガリーナ・ヴォロビヨワ (キルギス国立総合大学)
15:30~17:30セッション3 : 歴史的文字に関する経験知の共有資源化と多元的分析のための人文・情報学融合研究
司会 : 馬場 基 (奈良文化財研究所)
- 歴史的文字に関する経験知・暗黙知の蓄積と資源化の試み
馬場 基 (奈良文化財研究所) - 歴史的文字分析の視点をめぐって
宮崎 肇 (東京大学史料編纂所) - 歴史的文字に関する経験知のデータ化と共有手法
高田 祐一 (奈良文化財研究所) - デジタル技術による分析と経験知の融合にむけて―文字の数値的分析技術から見た可能性
耒代 誠仁 (桜美林大学)
平成27年11月22日 (日)
10:00~11:30セッション4 : 字体研究2
司会 : 岡墻 裕剛 (常葉大学)
- 画像データベースと漢字字体
佐藤 栄作 (愛媛大学) - 初唐の標準字体の再検討
斎木 正直 (北海道大学) - 近世から近代日本における異体字使用の変化
山下 真里 (東北大学)
13:00~15:00セッション5 : 文字データベースと連携
司会 : 高田 智和 (国立国語研究所)
- 平安時代漢字字書総合データベース構築の方法と課題 ―『類聚名義抄』を中心にして―
池田 証寿 (北海道大学) - 開成石経と拓本文字データベース
安岡 孝一 (京都大学人文科学研究所) - 東京大学史料編纂所と奈良文化財研究所での文字画像データベースの連携について
井上 聡 (東京大学史料編纂所) - SAT大蔵経データベースをめぐる漢字情報
永崎 研宣 (人文情報学研究所)
閉会挨拶
石塚 晴通 (北海道大学)