国立国語研究所 研究成果発表会 2015
大学共同利用機関として発足してから6年目に入り,第2期中期計画期間中に実施している共同研究プロジェクトにつきましても,研究成果がかなり蓄積されてきました。これを機に,本研究所の研究活動をより一層知っていただくために,「国立国語研究所研究成果発表会2015」を開催することになりました。この発表会では,国語研の柱である基幹型共同研究プロジェクトを中心にその学術的成果の概要をお伝えしたいと考えています。
- 日時
- 平成27年1月31日 (土) 10:30~16:30
- 会場
- 一橋大学 一橋講堂 (学術総合センター 2階 中会議場)
東京都千代田区一ツ橋2-1-2 [ 交通案内] - 申込先
- presen [at] ninjal.ac.jp (ご住所,お名前,ご所属を明記してください)
- 参加費
- 無料
参加には事前申込みが必要です。定員 (先着100名) になり次第,受付を終了します。
ご参加いただける方には,後日参加証を発送いたします。
プログラム
開会の辞 所長 影山 太郎
口頭発表
理論・構造研究系
- 「文字環境のモデル化と社会言語科学への応用 ―言語意識・行動の変化予測を中心に―」
横山 詔一 - 「上代語連濁データベース ―オックスフォード大学上代日本語コーパスとの連携―」
ティモシー・バンス
時空間変異研究系
- 「多角的アプローチによる現代日本語の動態の解明 ―研究成果の概要―」
相澤 正夫 - 「方言の形成過程解明のための全国方言調査
―方言分布の実時間経年比較により何が明らかになったか―」
大西 拓一郎
昼食
ポスター展示とデモンストレーション
理論・構造研究系
- 「日本語レキシコンの音韻特性」
窪薗 晴夫 - 「オンライン辞書『複合動詞レキシコン (国際版) 』」
影山 太郎,神崎 享子
時空間変異研究系
- 「消滅危機方言の音声データベース」
木部 暢子 - 「大規模経年調査から」
井上 史雄 - 「日本語疑問文の歴史素描」
金水 敏
言語資源研究系
- 「『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に対する統語意味論情報アノテーション」
浅原 正幸 - 「日本語歴史コーパス・虎明本狂言集の公開」
小木曽 智信,市村 太郎
言語対照研究系
- 「トピック別アイヌ語オンライン辞典の公開へ向けて」
アンナ・ブガエワ
日本語教育研究・情報センター
- 「グローバリゼーションにおける言語生活研究 ―移動性と言語レパートリーを中心に―」
福永 由佳 - 「『4 技能分断』という常識を疑う ―協働の要としての評価研究―」
宇佐美 洋
コーパス開発センター
- 「大規模言語資源からの情報取得の可能性と問題点」
加藤 祥
口頭発表
言語資源研究系
- 「『日本語歴史コーパス』 ―設計から構築へ―」
田中 牧郎 - 「超大規模コーパスの収集・組織化技術」
浅原 正幸
言語対照研究系
- 「述語構造の意味範疇の普遍性と多様性 ―理論的および応用的な成果―」
プラシャント・パルデシ
日本語教育研究・情報センター
- 「学習者コーパスと日本語の第二言語習得研究」
迫田 久美子 - 「日本語学習者の読解調査から「読む」ための文法へ」
野田 尚史