「コーパス日本語学の創成」研究発表会

プロジェクト名
コーパス日本語学の創成 (音声・対話グループ)
リーダー名
前川 喜久雄 (国立国語研究所 言語資源研究系 教授)
開催期日
平成22年7月31日 (土) 17:00~21:00 (非公開)
今回は非公開の研究発表会ですが,興味のある方はご参加頂けます。
開催場所
統計数理研究所 統数研セミナー室3 (D312A号室)

発表概要

「Penalized Logistic Regression Machine を用いた話者認識」松井知子 (統計数理研究所・教授)

Penalized Logistic Regression Machine (PLRM) は,統計や機械学習の分野で研究開発された識別器で,パターン認識のいろいろな問題に対して有効に利用されている。
ここでは,この PLRM を話者認識の問題に適用した研究例を紹介する。この研究では,PLRM を利用して,学習データだけから識別的な話者特徴を捉えることを試みた。この方法では,従来の事前知識に基づく特徴抽出処理を必要としない。従来のケプストラム音響特徴量を用いた混合ガウス分布モデルに基づく方法と比較して,特に学習データが少ない場合に,1高い話者識別率が得られることを示す。