国語研究所の施設整備に伴い,関連のサービスを次の期間,停止します。
期間:2024年4月27日(土)9:00~2024年4月29日(月・祝)17:30
対象:Web用例データベース(複合動詞,サ変動詞,形容詞)・『ひまわり』&関連資料(ダウンロードもできません),FishWatchr & FishWatchr Miniなど
このコーパスは,日本学術振興会科学研究費補助金 による成果の一部です。
2002年度〜2005年度基盤研究(B)
研究課題:「20世紀初期総合雑誌コーパス」の構築による確立期現代語の高精度な記述
課題番号:14310197
研究代表者:田中牧郎(国立国語研究所)
研究分担者:小椋秀樹,山口昌也,小木曽智信(国立国語研究所),笹原宏之(早稲田大学),湯浅茂雄(実践女子大学)
このコーパスはCD-ROM版で公開しています。利用条件や,申し込み方法についてはこの文書の後半に記しています。
現代日本語の書き言葉は,19世紀末から20世紀初め,文語文から口語文に移行することを機に,ほぼ確立したと見ることができます。その確立期の現代日本語について,様々な観点から調査研究を行うことができる,雑誌を対象としたコーパスを作成しました。『太陽コーパス』と『近代女性雑誌コーパス』の二つです。
最初に作成した『太陽コーパス』は,博文館から刊行され,当時もっともよく読まれた総合雑誌『太陽』を対象としたものです。『太陽コーパス』については,こちらを御覧ください。次に,この『太陽コーパス』の比較資料として,同時代の女性を読者とする雑誌を対象としたコーパスとして,『近代女性雑誌コーパス』を作成しました。
総合雑誌『太陽』は,この時期の日本語を代表できる雑誌の筆頭にあげられますが,女性や子どもなどはその読者層から外れています。女性向け雑誌,子ども向け雑誌などを対象としたコーパスの整備が望まれますが,まずは,女性を読者とするものを対象として,『近代女性雑誌コーパス』を作成することにしました。
『近代女性雑誌コーパス』は,全体で約210万字の規模で,次の雑誌を対象としています。
このコーパスの設計の詳細は,田中牧郎「『近代女性雑誌コーパス』の概要」(科学研究費報告書によるPDF版はこちら)を御覧ください。電子化の形式などは,『太陽コーパス』を全面的に踏襲しています。
次の条件を承諾していただいた上で,本コーパスを御利用ください。
『近代女性雑誌コーパス』CD-ROMには,次の著作物が収められている。
これらの著作物の著作権は,国立国語研究所が保持する(注1)。これらの著作物の利用にあたっては,別に示す利用条件にしたがう必要がある。
SIZE(small):(注1)『近代女性雑誌コーパス』に収めた記事は,原著者の死後50年が経過しているもの,変名(ペンネーム等で著者が特定できない署名)のもの,無署名のものなど,記事に著作権が存続していないと考えられるものに限っています。 (注2)「二次的著作物」とは,著作物を翻案して創作する新たな著作物のことです。コーパスのデータを活用して論文を書く,辞書の用例に採用するなどの行為は,二次的著作物の作成には当たりません。 |
上記の「利用条件」に同意され,『近代女性雑誌コーパス』CD-ROMの入手を希望される方は,こちらの利用申し込み書を印字し,必要事項を記入し,下記宛先までご郵送ください。利用申込書受理後,ご記入いただいた連絡先宛に,CD-ROMを送料着払いでお送りします。(送料は申し込まれた方がご負担ください。)
申し込み書宛先: 〒190-8561 東京都立川市緑町10-2 国立国語研究所 コーパス開発センター 近代語コーパス 担当宛
お申し込み時にいただいた個人情報は,国立国語研究所の本コーパスの管理に関わる業務においてのみ使用し,適切に管理します。
『近代女性雑誌コーパス』,同CD-ROMについてのお問い合わせは,下記アドレスまで,電子メールでお寄せください。
『ひまわり』『プリズム』『たんぽぽ』についてのお問い合わせは,それぞれのページを御覧ください。