ここでは,リアルタイムで行われているディスカッションに注釈づけを行う方法を示します。3.2節とは異なり,FishWatchr 自体では録音せず,別の機器で録音・録画したデータと注釈づけ結果とを同期させます。
基本的な利用の流れは,次のとおりです。
まず,[オプション]⇒[録音モード]のチェックを外してください。これにより,録音ボタンの色が黒くなります。この状態だと,注釈情報の記録のみを行い,録音は行われません。
FishWatchr ver.0.8 では,メディアファイルと注釈情報の同期は手動で行います。ビデオカメラなどで録音・録画を開始すると同時に,FishWatchr の録音ボタンを押して,注釈情報の記録を開始してください。
停止ボタン(■)を録音は終了し,音声ファイルを出力します。再度,録音ボタン(●)を押すと,別の音声ファイルに録音されます。注釈も別のファイルに記録されるので,注意してください。
注釈づけの方法は,映像・音声ファイルを再生しながら注釈づけする場合と同じです。3.1.3を参照して下さい。
録音した音声データは,WAV 形式のファイルとして記録されます。
付与した注釈結果を保存するには,[ファイル]⇒[保存]を実行してください。CTRL-s でも同様に注釈結果の保存が実行されます。ファイルの形式は,XML です。音声データのファイルを test.wav とすると,注釈ファイルは test.wav.xml となります。注釈ファイルは,注釈対象のメディアファイルと関連付けられますので,同一フォルダに置くようにして下さい。
注釈ファイルを読み込むには,再生時のファイル選択で指定して下さい。注釈データが読み込まれると同時に,対応付けられたメディアファイルが再生されます。