FishWatchAR の基本的な機能は,議論の観察と注釈づけを支援することです。ここでは,議論を録画したビデオを見ながら,注釈づけを行う方法を説明します。
基本的な利用の流れは,次のとおりです。
下の図は,議論を録画したビデオを見ながら,注釈をつけている例です。画面下の「注釈用ボタン」を押すと,再生中の位置に注釈が記録され,「注釈リスト」欄に時間順に並べられます。例えば,「ユーザ1」のボタンを押すと,ユーザ1に対する注釈がタイムスタンプとともに記録されます。「注釈リスト」欄の情報は,適宜修正することができます。
注釈をつける前に,注釈者名を登録します。画面上部のメニューから[注釈]→[注釈者名]を実行し,自分の名前やニックネームを入力して下さい。ここで指定した文字列は,注釈をつけたとき,注釈者名が自動的に入力されます。指定しないと,「未指定」となります。
討論の参加者の名前やニックネームを登録します。注釈者名のときと同様,画面上部のメニューから[注釈]→[討論者]を実行してください。最大5名まで登録できます。登録した討論者は,個々に注釈用ボタンが表示されます。空欄の場合は,注釈用ボタンは表示されません。
注釈にはラベルをつけることができます。ラベルの設定は,[注釈]→[ラベル]から行ってください。下の例では,ラベルとして「意見」「相づち」「確認」「管理」「質問」を定義しています。
個々のラベルには,色を定義することもできます。ラベルの登録画面で,「マーク色」の部分の色をクリックすると,色定義用のウィンドウが表示されるので,そこで好みの色を選択します。定義した色は,「グラフ」欄に表示される図などに反映されます。
準備が終わったら,議論のビデオを再生してみましょう。再生するには,再生ボタン(ウィンドウ中央の▶ボタン)を押して下さい。すると,ファイル選択画面になりますので,再生したいビデオのファイルを選択して下さい。
再生状態では再生ボタンのマークが ▶ から,〓になります。〓の状態でボタンを押すと,一時停止となります。再生を終了したければ,終了ボタン(■)を押して下さい。ただし,終了した場合,再開するには,ファイルの指定からやり直しになります。
◀◀ と ▶▶ は,ぞれぞれ後方,前方のスキップです。デフォルトの設定では,スキップ量は5秒です。スキップ量を変更するには,[オプション]→[スキップ時間]で指定してください。単位はミリ秒です。
注釈用ボタンを押すと,その再生位置に注釈がつきます。デフォルトの設定では,次のように,再生開始からの経過時間(「時間」欄),注釈者名,討論者名が記録されます。
ボタンによる注釈時に付与される情報は,
もし,ボタンによる注釈時に「ラベル」の情報も付与したければ, 「コメント」欄は空欄のままです。これは,議論中の注釈付けといった,,FishWatchAR が議論教育での利用を考慮し,
fさd
番号 | 注釈に付与される連番 |
時間 | ビデオ開始からの経過時間 |
注釈者 | 注釈した人 |
話者 | |
ラベル | |
メモ |