本ページは作成中です。
[ツール]⇒[一覧]⇒[ユーザ入力]で,言語資料に付与されているアノテーション内容の集計を行います。
アノテーションは,タグによって記述されているため,タグを指定して集計することになります。例えば,『青空文庫』サンプルでは,一つの作品に対して,「記事」というタグが付与されています。タグはいくつかの属性を持つことができ,「記事」には作品名や著者名の属性があります。
『青空文庫』サンプルの「記事」タグを使って,作品一覧を作成する手順は,次のとおりです。
「頻度」オプションをチェックすると,一覧の各項目の出現頻度を計測することができます。下の図は,「記事」の頻度を表示したものです。『青空文庫』サンプルには,作品は重複して登録されていないため,当然,各作品の頻度は1になります。
同様に,rタグ(ルビ)に対して,実行したのが次の図です。左図はrタグの属性rtを選択して表示したものです。rt属性には,ルビ本体が記述されているので,頻度付きのルビの一覧を作成することができます。一方,右図は属性を選択しないで表示したものです。この場合,rタグの総数を計測することになります。
タグは,「第1層タグ」「第2層タグ」「第3層タグ」に複数指定することにより,タグ間の包含関係を考慮した一覧の作成が可能です。下の図は,「第1層タグ」に「記事」タグ,「第2層タグ」にrタグを指定することにより,「記事」に含まれるルビの数を計測しています。
#ref(): File not found: "himawari_summarize_articles5.png" at page "全文検索システム『ひまわり』/利用者マニュアル/1_6/6.アノテーション内容を集計する"
rt属性(ルビ本体)を選択しないで「記事」の中にあるrタグ,というタグの包含関係を次のように指定すると,作品に含まれるルビの数を数えることができます。ここでは,「第1層タグ」に「記事」タグ,「第2層タグ」にrタグを指定し,包含関係を記述しています。
三つのタグの指定があるのは,タグ間の包含関係を記述するためです。例えば,「第1層タグ」「第2層タグ」「第3層タグ」に,A「作品」「」 B, C というタグを指定した場合,
<A> <B> <C> </C> </B> </A>
対象とするアノテーションと集計方法を指定します。
対象とするアノテーションは,「第1層タグ」「第2層タグ」「第3層タグ」で選択します。左側のメニューでタグの一覧,右側のボタン(「選択なし」)で,タグが持つ属性一覧が表示されます。三つのタグが指定できるのは,#で示すように,タグの包含関係を指定するためです。