Yusuke Kubota (窪田 悠介)
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Associate Professor (准教授)
[National Institute for Japanese Language and Linguistics (国立国語研究所)](https://www.ninjal.ac.jp/)
[**Researchmap page**](https://researchmap.jp/yusukekubota/)
[Book review for *Type-Logical Syntax* by Chris Barker](https://www.cambridge.org/core/journals/journal-of-linguistics/article/yusuke-kubota-robert-d-levine-typelogical-syntax-cambridge-ma-mit-press-2020-pp-xxii-397/4A01865E6DBCBCA0B217C5D450D30022)
**Email:**
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#### Research interests:
Syntax, semantics, syntax-semantics interface, categorial grammar, corpus linguistics, computational linguistics
自然言語の統語論、意味論、計算言語学が主な専門分野です。
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#### 自己紹介的なもの:
- [ことばの波止場 研究者紹介](https://kotobaken.jp/digest/10/d-10-06/)
- [言語研究博覧会3「記述研究と計算言語学と理論言語学:「私自身の問い」を探しつづけて」(窪田悠介)](https://www.youtube.com/watch?v=vx1UilkOuFY) (YouTube動画; ちょっと長いです)
授業や共同研究においては、偶然の出会いを大切にしたいと考えています。人文系の研究においてさえ、目先の利益や一時の流行を追いかける営為に分野全体が傾きがちな世知辛い時代ですが、(もともと得意でない) 器用に振る舞えるふりをするのにちょっと疲れてきたので、逆風をもろに浴びながら、本当に興味深いことをのんびりとマイペースで探求していきたいと考えています。
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#### Recent/in progress:
- Kohei Kajikawa, Yusuke Kubota and Yohei Oseki. 2024. Is Structure Dependence Shaped for Efficient Communication?: A Case Study on Coordination. To appear in the proceedings of CoNLL2024.
- 折田奈甫・窪田悠介・次田瞬 (鼎談)「言語学と機械学習の「共闘」は可能か?」岩波『科学』2024年9月号, 10月号
[前編](https://repository.ninjal.ac.jp/records/2000326)
- 「真に理論的な統語論の研究は可能か?」岩波『科学』2024年6月号連載「人間の言語能力とは何か--生成文法からの問い」指定討論 [オープン・アクセス](https://ynu.repo.nii.ac.jp/record/2001027/files/Kagaku_202406_0556_Hornstein_etal.pdf)
- 九州大学言語学会研究会「Successive cyclicityについて」 [スライド](https://www2.ninjal.ac.jp/kubota/kyushu.pdf)
- (under revision, with Bob Levine)
Against successive cyclicity: A proof-theoretic account of extraction pathway marking.
[**LingBuzz**](https://lingbuzz.net/lingbuzz/007782)
- (2024, with Koyo Akuzawa)
The lexical semantics of finite control: A view from Japanese.
*NLLT*. [**Open Access**](https://doi.org/10.1007/s11049-024-09613-9)
- 窪田悠介・井戸美里「形式動的語用論の構築に向けて: 慣習的含意概念の再検討」田中廣明ほか(編) 『動的語用論の構築へ向けて』第4巻所収予定
- 山泉実・窪田悠介 (編) (近刊) 『言語学を科学哲学する』(大修館書店)
- *GrammarXiv: Goals, Problems, and Prospects*
(with Hiroki Narita; in progress, to be published from Mouton/DeGruyter).
- *Type-Logical Grammar: A Syntactic Introduction*
(in progress, with Bob Levine; to be published from Cambridge University Press).
The title of this book is very similar to our 2020 monograph, but this
is a textbook on Type-Logical Grammar that we're currently working on.
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#### 総研大・日本語言語科学コースの受験を考えている方へ:
他大学で修士号を取得 (あるいは取得予定) していて、私のところで博士課程の研究指導を希望する方は、以下の点に留意して検討してください。
- 自然言語の統語論、意味論 (形式意味論・語彙意味論)、計算言語学の分野であればわりと広くいろいろな研究トピックに対応できます。
- gap-spotting的な研究 (例: 海外の研究者が提案したナントカ理論はまだ日本語のホニャララ現象を対象にした研究がないので、それに取り組む) をしたい方は他の研究室に行ってください。
- 私は大学院生 (や若手の研究仲間) とはできるだけ対等な関係で接したいと考えており、自分が相手から学ぶことを重視しています (好奇心が強い人とは相性がいいです)。
- 批判的にものを考えるのが好きな人、他人と違ったことをしたい人は私のところが向いているかもしれません。一度相談に来てください。(反対に、単に私の現在までの研究の延長線上にあることを研究したい方は向いていないと思うので、他所に行ってください。私は自分の「弟子」や「後継ぎ」を育てることには全く興味がありません。)
- 自然言語の面白いパズルや大きな問題に興味があり、どうしてもそれを解きたい、文献を読んだり人に相談したりしていろいろ自分で頑張ったけど突破口が見いだせず困っている、というような人は私のところが向いているかもしれません。一度相談に来てください。
相談は随時受け付けますので、真剣に考えている方はいつでもメールでご連絡ください。
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