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コラム - 日本語に「擬音語・擬態語」はいくつある? -

 日本語は世界の言語の中で2番目に擬音語・擬態語が多いと言われています。ちなみに擬音語・擬態語を最も多く持つ言語は韓国語です。さて,では日本語には擬音語・擬態語がいったいいくつ位あるでしょうか。以下にあげる4種の擬音語・擬態語辞典と一般の国語辞典,外国人学習者のための学習辞典を見てみました。


 まず,4種の擬音語・擬態語辞典における見出し語の数は以下の通りです。


 次に(5)と(6)の辞典にはもちろんほかの語も含まれているので,見出し語の中から擬音語・擬態語を探して数えたところ以下のようになりました。


 このことから,日本語には辞書に載っているような語だけでも約2,000語以上あるということがわかります。
(注:擬音語・擬態語は同じような意味でいろいろな語形のバリエーションができるので,辞書に載っていない語もたくさんあります)

 では,この2,000語のうちどの辞書にも見出し語として載っている語はどのぐらいあるでしょうか。それを知るために,(1)から(5)までの辞書に共通して載っている語を調べてみました。その結果,5種の辞書すべてに載っている語は443語,4種の辞書に共通して載っている語は725語でした。このことから,2,000語ぐらいある擬音語・擬態語のうち,私たちが日常よく使う語は400語〜700語ぐらいではないかということが言えると思います。