ホーム » コラム » 韓国語の擬態語と日本語の擬態語の比較 [ぎりぎり]

コラム - 韓国語 [ぎりぎり] -

 「電車の時間にぎりぎり間に合った」「合格点にぎりぎりパスした」の「ぎりぎり」は、韓国語で「アスルアスル()」といいます。電車のドアが閉まる直前に電車に乗ることができた場合、「アスルアスル乗った( )」と言います。「アスルアスル()」は、後一歩遅かったら、電車に乗ることが出来なかった場合や後1点か2点足りなかったら試験に落ちていた場合など、「もうちょっとで危ないところだった」という意味があります。

 日本語での歯ぎしりの音は「ぎりぎり」の他に、「きりきり」「ぎしぎし」「がりがり」などの表現を使う人がいますが、韓国語でも歯ぎしりの音は一つではありません。人によって「ドゥルルッ・ドゥルルッ()」、を使ったり、「プドゥドゥッ・プドゥドゥッ()」か「ウドゥドゥッ・ウドゥドゥッ()」を使ったりします。 また、「人の体をロープでぎりぎりとしばった」の「ぎりぎり」は「コンコン()」または「クァッ・クァッ()」といいます。しかし、韓国語では人の体をしばるだけではなくて、ビニル袋の口や髪を結ぶときにも、この「コンコン()」または「クァッ・クァッ()」 を使います。例えば、「髪をコンコン結んだので頭痛がしてきた( )」「袋の口はクァッ・クァッ結んでください( )」つまり、「コンコン()」「クァッ・クァック()」は、これ以上はできないくらい力を入れて結んだり縛ったりする様子を表します。