ぐっと
<どう使う?>
- 重いドアをぐっと押す。
- 泣きたくてもぐっとがまんする
- 冷たいビールをぐっと飲む
⇒{似た意味のことば}:ごくっと飲む。ぐびっと飲む。 - 木の枝が1本だけぐっと出ている。
- やさしい言葉にぐっときた。
- 成績がぐっと上がった。
⇒{似た意味のことば}:ぐんと上がった。ぐぐっと上がった。
<文例>
- 研究所の入り口のドアはとても重いので、開けるときはぐっと押さないと開かない。
<もっとくわしく> - 子供のとき、うそをついて父に叱られた。泣きたかったけれど、いつも男の子は泣いてはいけないと言われていたので、ぐっとがまんした。
<もっとくわしく> - とても暑い日に1日中外で働いたときは、家に帰ってシャワーを浴びてから、冷たいビールをぐっと飲むのが楽しみだ。
<もっとくわしく> - 庭に植えた木の枝が、1本だけぐっと出てとなりの家のほうに伸びている。となりの家にめいわくになるので、切ることにした。
<もっとくわしく> - 娘が結婚する日の朝、娘に「おとうさん、今まで本当にありがとう」と言われたら、思わずぐっときてしまった。
<もっとくわしく> - 中学3年のとき、成績が悪いのでクラブ活動をやめることにした。そして、夏休みに3週間塾に通って一生けんめい勉強したら、2学期になって成績がぐっと上がった。
<もっとくわしく>
<会話を読んでみよう>
- [スポーツジムで] A:インストラクター B:男性
A:はい、じゃ、次はこれを持ち上げて。
B:いや、これ、重いですね。持ち上がりそうもないなあ。
A:大丈夫。腕だけじゃなくて、お腹にぐっと力を入れてみて。
B:あ、はい。うーん…持ち上がった…。でも、きついなあ。
- [映画館の外で] A:若い女性 B:女性の友達(男性)
A:いい映画だって聞いてたけど、ほんと良かったね。
B:うん、もう途中から涙、止まらなくなっちゃった。
A:ああ、俺も、最後のあのセリフになんかぐっときて、涙、出そうになったよ。
B:へえ、めずらしいじゃない。
- [小学校で] A:教師 B:C:生徒
A:じゃ、みんな、1学期と同じように、背の順に前から並んで。
B:先生、ぼく、うしろの和夫くんより大きくなったよ。ほら。
A:あ、ほんとだ。ひろしくん、夏休みの間にぐっと背が伸びたのね。じゃ、和夫くんとひろしくん、順番入れ替わってみて。はい、いいわね。
C:先生、あたしも。よしこちゃんより大きいよ。見て。
A: はいはい。みんな、前の人と後ろの人とどっちが高いかよく比べてみようね。