はじめにお読み下さい
方言文法全国地図第5~6集は,グラフィックソフトイラストレータ(バージョン8)で作成している。作成に利用したプラグインはここからダウンロードできる。また,第2~5集用の白地図,方言文法全国地図で使用している基本記号のイラストレータ用データもダウンロードできる。いずれのファイルもzip形式で圧縮している(テキストファイルを除く)。
プラグインの使用にあたっては,いくつか気をつけるべきことがあるので注意してほしい。
※上記の『方言文法全国地図』(2006年3月)刊行以降,イラストレータにバージョンアップがあり,当初開発したプラグインが新しいバージョンでは作動しなくなった。また,白地図も読み込む際に不具合が生じるようになった。そこで,新しいバージョンのイラストレータに対応したプラグインならびに白地図類を作成し,公開した。(2008年1月)
いずれも使用した際は,「国立国語研究所による方言文法全国地図データ(もしくはプログラム)を利用した」むねを明記してほしい。
※注意※
プラグインには,イラストレータのバージョン8~10用と,CS2~CS5バージョン用がある。使用するイラストレータのバージョンに応じて,選択してほしい(いずれのバージョン用もプラグインファイルの名前は同じ「lms.aip」なので,混乱しないように気をつけること)。なお,CSバージョン(CS1にあたるもの)に対応したプラグインは,開発していない。また,取り扱えるイラストレータ形式の白地図ファイルもバージョン8~10とCS2~CS5バージョンでは異なる。バージョン間の異なりや上位バージョンで下位バージョンのファイルを読み込む際の注意事項等を次のPDFファイルに簡単に記載したので,一読しておいてほしい。
※CS5バージョン対応を確認したのに合わせて修訂(2013.10.11)
CS2対応版プラグインについて:PDF
●バージョン8~10用プラグインのダウンロード(zip圧縮,164KB)
●CS2~CS5バージョン用プラグインのダウンロード(zip圧縮,85KB)
プラグインの使用方法
・プラグインの登録
バージョン8~10用
イラストレータがインストールされているフォルダにプラグイン用のフォルダがある。そこにlmsという名前のフォルダを新規に作成し,そのフォルダにダウンロードしたプラグインファイルlms.aipをコピーする。
イラストレータのバージョン8なら,次のようにファイルが構成されれば組み込まれていることになる。
C:\Program Files\Adobe\Illustrator 8.0J\Plug-ins\lms\lms.aip
CS2~CS4バージョン用
CS2~CS4バージョン用は,次のようにファイルが構成されるように(CS2の場合),プラグインファイルlms.apiをコピーすることで,プラグインが組み込まれる。
C:\Program Files\Adobe Illustrator CS2\プラグイン\lms\lms.aip
CS5バージョン
こちらの文書をご覧ください。
・プラグインの実行
イラストレータのメニュー「フィルタ」の下に「言語地図」としてメニューが現れる。ここから「テキスト→オブジェクト」「テキスト→テキスト」「オブジェクト→オブジェクト」(CS2~CS4バージョン用では「テキスト→スウォッチ」「テキスト→テキスト」「スウォッチ→スウォッチ」)のうちの必要な機能を選択する。
解説文書:PDF(大西拓一郎「言語地図作成の電算化―『方言文法全国地図』第5集を例に―」『日本語学』2002年9月号)
仕様文書(バージョン8~10用):PDF
プラグイン使用の注意事項
・バージョン8~10用で利用を推奨するイラストレータのバージョンは8である。バージョン9~10では実行中のインターフェイス画面に若干の不具合が生じるが,実行結果には問題はないようである。また,バージョン9~10で使用する場合は,保存するファイル形式をバージョン8にしておくことを推奨する。
・置換対象のテキストは1バイト文字(半角英数字)を推奨する。
白地図
イラストレータバージョン8~10用ファイル,zip圧縮
●第1~3集用白地図(464KB)
●第4集用白地図(464KB)→実質的に第5~6集用と同じだが,研究所の英語名が法人移行前のものになっている。
●第5~6集用白地図(407KB)
イラストレータCS2~CS5バージョン用ファイル,zip圧縮
●第1~3集用白地図(1221KB)
●第4~6集用白地図(1138KB)
記号(イラストレータファイル,zip圧縮)
方言文法全国地図で利用している基本的な記号を収めたファイルである。
●基本記号バージョン8~10用(137KB)
●基本記号CS2~CS5バージョン用(278KB)
地点番号と地点コードの対応(テキストファイル)
6桁の地点番号と2桁の地点コードの対応表である。いずれのデータも「地点番号,地点コード」というCSV形式のテキストファイルで構成している。6桁がオリジナルの地点番号(コンマ抜き)であり,2桁が機械化で用いている地点コードである。白地図には2桁の地点コードが書き込まれている。
●第1~3集用(9KB)
●第4~6集用(9KB)
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最新更新日
2013.10.11